ゲオルクの日記

多分三日くらいで潰れる

城下町のダンデライオン 第2話

昨日更新された2話の感想を書いていきます。

 

さて今回は栞様と輝様の話が中心だった。櫻田栞(14)とても良い…… 個人的にはタグさんみたいなお助けナビゲーションキャラは好きなので歓迎していきたいところ。ご存じの通り僕は何故か幼少期から貧乳のキャラばっかり好きになってしまうという半生であり、栞様大人バージョンの本格登場*1にも期待していたところだが、それを優に上回るキャラクターとなった。

それから輝様(16)にも注目していきたい。見開きの登場シーンは流石格好よかった。こういう場面に関しては早く単行本でなめ回すように確認していきたい。選挙編ではよく分からなかったジャッカルとヒョードルもここにきてまさかの本格バトル展開突入で日の目を見ている。これはオールドファンには感涙物である(ただ言ってるだけの気もするが)。能力で腕っ節が強化されてるのは当然として、ハイドくん相手の立ち回りを見るに反射速度も高いような気が。実は能力抜きにしても結構強いのかもしれない。輝様はアニメ最終回で飛行船を受け止めたシーンといいマジで良い表情をする。

ハイドくんに関しては色々と気になるキャラであった。今のところ卑怯で恥も外聞もないといった印象のキャラクターであり、お前本当に王族か?と言いたくなるような感じだが、彼にも彼なりの事情がありそうである。これは前回より考察されている点だが、ハイドクラウトは櫻田王国が平和に統治されていることを逆恨みしている節がある。つまり彼のいるファレンハイト王国が必ずしも平和的な国家でないことは殆ど明白だと思う。また今回彼の台詞の中で、彼が幼少期から暴力と隣り合わせの生活を送ってきたことも示唆されている。現実世界においても、貧困層が日常的に暴力を行使したりされたりしているということはままある。しかし彼は仮にも王族である。幾ら治安が悪い国とはいえ、王族が暴力に晒されるというのは相当の事態だ。ファレンハイト王国の治安は最悪の部類に入ると見て間違いないだろう。

そこから派生した予想になるが、もしかするとファレンハイト王国の中に反政府勢力が(かなり大規模に)立ち上がっているという可能性もある。クーデター未遂が頻繁に起こるのであれば、王族が危険な目に遭っているのも頷ける話だからだ。そうなるとバルドライアンが茜様に結婚を迫った理由も想像が付く。つまり政略結婚によってファレンハイト王家を正統政府として櫻田王国に承認させ、軍事的支援を得ようとしているのではなかろうか。(こういう与太話っぽい考察的なものは言える内に言っておくに限る)

ところで気になるのはハイドくんの能力についてである。王族である以上何かしらの特殊能力を有しているものと考えられるが、タグさん曰く輝様の一撃を受け流したのは純粋に身体能力によるものらしい。この時点でも結構化け物じみているというか、仮に幼少期から護身術を身に付けていたのだとしても輝様のパンチはその辺の暴漢の一発と同一視できるレベルのものではないと思う。そして問題は今回のラスト、輝様の乱刹魔幻焉滅光斬(カオティカル・ジャスティス)を正面から受け止めたシーンだ。前半は「護身術」でギリ説明が付くかもしれないが、こちらはどう考えても普通の人間には無理な行動だ。つまりハイドくんが輝様と同等のパワーを身に付けているか、或いは輝様のパワーを何らかの方法で減衰させたものと考えられる。いずれにしても輝様には中々相性の悪そうな能力である。しかし何とかここをハイドくんが勝ってもどうせ奏様あたりには勝てないような気もする。どうするハイドくん

*1:光様の能力で大人化した栞様は原作第2巻扉絵やアンソロジーコミック、また輝様の夢の中にも登場はしているが本格的にはこれが初めて