ゲオルクの日記

多分三日くらいで潰れる

近況報告

注:この文章には『響け!ユーフォニアム』シリーズ、『呪術廻戦』、『賭ケグルイ』のネタバレがあったりなかったりします。

 

 よー、そこの若えの 俺の近況を聞いてくれ

 

 

響け!ユーフォニアム 見ました

 

 最近『響け!ユーフォニアム』のアニメを見ました。最近って言っても別に最近でもないし全然去年の話なんですけど。面白かったので原作小説も読みました。アニメだと2年生編が結構駆け足だったんだなぁという印象を受けました。加部先輩と小日向さんのエピソードとか、アニメだとまるまるカットされてしまったのは勿体ない気がします。『リズと青い鳥』で描かれた希美とみぞれのストーリーも、小説で読むとまた違った印象がありました。

 3年生編では久美子が部長になって、より主体的に物語に関わっていく点が面白いと思います。最終楽章からは久美子の物語上の立ち位置が明確に変化しているように見えます。それまでは視点人物として、ある種傍観者的に物語に関わっていた久美子が、今度は主観的に、自分自身の意思を明確に持って吹奏楽部を纏めていく。

 久美子は流されやすいタイプだ、ということが、『ユーフォ』の作中では繰り返し強調されてきました。それと同時に、人に頼られやすく、困っている人間を放っておけないタイプでもある。もちろんそれは視点人物としての物語上の要請でもあります。

 しかし部長になった久美子は、もはや「流されやすい」などという人間ではありません。本質が変わっているかどうかはともかくとして、少なくとも主体性のある人間として振る舞おうとしている。振る舞わねばならない。その状況が久美子のキャラクター性を変えていくのです。

 久美子は部長として、部員を束ね、全国大会金賞を目指すことになります。その使命のため、久美子は無私に徹し、人間関係の調整に苦心し続けます。部員の人心を掌握するためなら時として打算的に接することも厭わない。2年生までの久美子だったら、およそ考えられなかった言行です。部長としての立場と、一人のユーフォニアム奏者としての立場の間で板挟みになり、ついには無二の友人だった麗奈と衝突さえしてしまう。なし崩し的に部長という権力の椅子に座ったことによって久美子の立場は彼女の意思とは無関係に流転していくのです。

 つまり『鎌倉殿の13人』の北条義時と同じ状況です。麗奈は三浦義村みたいなもんです。ちょっと違うかも。

 ちなみに筆者が好きなキャラは川島緑輝です。メインキャラの中では一歩引いた位置にいると見せかけて、求くんとの絡みが発生することによって一気に当事者として物語に巻き込まれていく部分がある。そういう部分が面白いと思います。あと単純に楽器上手いキャラに憧れるというのもあります。

 ところで武田綾乃といえば新潮文庫nexの『君と漕ぐ』シリーズが好きなのでこっちもアニメ化しねえかなあと常々思っています。カヌーの動きってアニメ映えすると思うんですよね。なんならNHKで一回アニメ化されてる(「アニ×パラ」というパラリンピックをフィーチャーしたEテレ5分枠アニメにキャラが使用されたことがある)ので本格的なアニメ化に向けた導線はあると思います。まだ読んでない人は要チェックだぜ。5巻完結なので読みやすいです。

 

 

・呪術廻戦 読んでます

 

 単行本派なのでとりあえず25巻まで読みました。最新刊も面白かったです。やっぱり五条が出てくると盛り上がるので良いなと思いました。ただこれアニメ化する時どうするんでしょうね。渋谷事変で漏瑚対宿儺とか宿儺対摩虎羅とか散々派手にやっちゃったから、どうしても五条対宿儺はそれを超えなきゃいけないハードルみたいなのが出てきてしまう感じがする。でも視覚的にアレを超える派手さの映像って難しいような気もする。その辺も含めて楽しみです。

 せっかくなので未アニメ化部分の話をするんですが、死滅回游は乙骨が出てくるので良いです。映画の『0』が相当良かったのと、個人的に目つきの悪いキャラが好きなのが相まって、乙骨が出てくると否が応にも盛り上がってしまう部分があります。

 新キャラだと秤先輩が好きです。領域展開が面白いので。

 あと釘崎って本当に復活しないんですか???

 

賭ケグルイ観ました

 

 アニメを観ました。面白かったです。生徒会長の声が良かった。

 ギャンブルの中だと2枚インディアンポーカーが一番好きでした。夢子たちが完全に負けたと視聴者にも思わせた状況からの逆転劇が気持ち良いので。イカサマトリックも単純かつロジカルで面白かったです。

 キャラも色々出てきて良かったんですがやっぱり主人公の鈴井くんは魅力があって良かったと思います。夢子たちに比べれば当然ギャンブルは弱いんですが、弱いなりに必死に頭を回してギャンブルに食らいついていく姿が健気で良い。1期最終話とかカッコよかったよね。

 筆者は世代的にギャンブル漫画といえば『ライアーゲーム』が最推しなのですが、ライアーゲームの主人公のカンザキナオちゃんもあまりギャンブルが強いキャラではありません。むしろ馬鹿正直で騙されやすい。けれど戦いの中で成長していって、終盤では「やるときはやる」系のキャラクターに変貌していきます。鈴井くんもそういう部分があるから魅力的に感じるのかもしれません(ギャンブルに対するマインドとか向き合い方は全然違う気もしますけど)。

 

・ぬるめた読んでます

 

 城下町のダンデライオン(筆者が一番好きなきらら漫画)がFUZに移籍してからきらら本誌を買う習慣もなくなり、それに伴って単行本もあまり買わない生活が続いていました。ぼっち・ざ・ろっくは買ったけどな。アンソロコミックも買ったけどな。

 でも『ぬるめた』はニコニコ静画でも連載していたのでたまに読んでいました。それで先日ふと単行本を揃えようと思い立ったのですが、1巻がなかなか売っていない。どこにも売ってない。BOOKOFFにもない。2巻と3巻は手に入るのに。結局通販で取り寄せて事なきを得ました。

 最近のきららレーベルでアニメ化されている作品の潮流といえば先述の『ぼっち・ざ・ろっく!』とか『星屑テレパス』とかストーリー性の強い作品が人気なのかなと思います。ぬるめたはむしろその真逆で、単発日常回の連続によって構成されており、女子高生の他愛のないやり取りをひたすら続ける作風です。『ゆゆ式』に近いような、古き良き時代の日常系漫画の香りを感じます。そういうノスタルジー(?)を我々(誰?)は追い求めているのかもしれません。

 あと主人公はアンドロイドという設定なのでアンドロイドフェチの皆さんにもおすすめです。

 

 

 

FGO 再開

 

 筆者が最も熱心にFGOをやっていたのは高校の頃で、あの頃はちょうど第一部が完結し、ネットでも大いに盛り上がっている頃でした。筆者もFGOをきっかけに型月にハマり、両儀式の影響を受け、ボルヴィックの水やハーゲンダッツのストロベリーを食べまくる生活を送っていました。なんなら今もハーゲンダッツのストロベリーは食べてます。

 第二部が始まってからもしばらくはストーリーを追っていたのですが、ちょっと飽きて放置したりして、その間にメインストーリーも読んでいない分が溜まってしまって、そうなると余計に手を出すのが億劫になって、たまに起動して石をもらってガチャを回すアプリと化していました。その無欲さが良かったのか、言峰神父を10連で引いたりしていました。

 しかし先日ようやく重い腰を上げてストーリーを再開したのです。キャラ性能がインフレしてたら嫌だなあとか思っていましたが、今のところ主力であるアーチャーギルガメッシュ(レベル100、宝具5、スキルマ、フォウマ)で戦えています。なんかしばらく見ないうちに知らん強化項目が増えてたけど。

 というわけで今はアヴァロン・ル・フェを進めています。なんかTwitterでみんなオベロンの話してたからオベロンの存在だけは知ってたんですよね。あとアルトリアがかわいいね。

 問題は前章との間が開きすぎて筆者の方から記憶が完全に抜け落ちていることです。あと平安京も飛ばしてるんですよね。キャスターリンボってどうなったんですか? あとカドックって今どうなってるんだっけ?

 

 近況報告はこんなところです。

 ちなみに筆者が今いちばん楽しみなのは『成瀬は天下を取りにいく』の続編が刊行されることです。

 みなさんが楽しみなことも教えてね。