ゲオルクの日記

多分三日くらいで潰れる

城下町のダンデライオン 第3部1話(3) 感想など

城下町のダンデライオンが更新されて嬉しい。読んだ???

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新キャラの名前も出てきたので所感を。

・次女リオニー(17)

王族のくせにエロい服着てるヤバそうな人。フランクな感で案外話しやすそうなんじゃないでしょうか。修様を見てる時の表情はおや…?となった。その人既婚者ですよ。あと目線から見てもハイドくんのこと気にかけてる感じしますね。

・三男ハイドクラウト(17)

反吐が出るお兄さん。メカクレイケメンで好き。リオニーちゃんとは同い年だけど双子だったりするのかな? 奏様と子供の喧嘩始めてて笑ってしまった。最終的に結構仲良くなりそう。

・長女ダリエ(24)

年の割に背が低い? 台詞もまだ殆ど無いのでよく分からん。他人を見下してる感じがイイネ。可愛いのにいきなり目が死んでて怖かった。

・長男バルドライアン(24)

まともそうに見せかけて一番ヤバいという定番キャラ。体格も将来設計もデケえなお前(褒めて伸ばす)  長男同士ということもあって修様に対抗意識を燃やしているのか? 24歳ならまだ結婚を焦る必要は無いと思います。時代は晩婚なので。

・次男ローエンメイル(22)

かっこいい(小学生並みの感想) まだ一言も喋ってないから分からん。スーツめちゃくちゃ似合うし髪型も目元もかっけえし何なんだよお前。個人的にイチオシのキャラになりそうな予感がしています。

・その他の皆さん

まだ名前の出ていないキャラが数名いますね。2話見開きページの最左にいた仮面の人と左から二番目のパン食ってた子。パンの子に背負われてる男は寝てるのかな? とも思いましたが、ずっとこうなのでもしかしたら等身大の人形か何かかもしれない。パンの子の能力に関わるアイテムだろうか? あの体格で四男(17歳未満)ってことも無いと思うんだけど。仮面の方も能力に関わってるのかもしれませんね。仮面を外すとめちゃくちゃイケメンで相手がめちゃくちゃビビる能力とか。そういうサーヴァント中国にいたな……

多分この2人(3人?)に関しても来月の更新で名前が出てくると思うので楽しみにしてます。今回で導入部が終わって次回から本格的に蒲公英探しがスタートする感じかな? 身体年齢成長した輝様と栞様も楽しみなところ。

もう一回リンク貼っちゃお えい

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(おわり)

Netflixに加入しろ

本屋で文庫本コーナーを見ていると、一冊の本の表紙が目に入った。ジョージ・オーウェルの『1984年』だ。帯を見てみると「この本に書いてあることが現実になっていくかもしれません。これからの日本と世界を知るために必読の書」みたいな宣伝文句が書かれていた。いやまあ、そうかもしれないけどさあ……。自分で言わんでいいだろ、「現実になります」とかそういうことは。そういうのは読者が勝手に言ってくれるからいいんだよ。

ところで1984が刊行されたのは1949年のことらしい。35年後の未来を想像して書かれた小説ということになる。現代だったら『2055年』。その頃多分これを読んでいる皆さんは(僕も含め)気色悪い異常独身成人男性になっている。

とにかく世の中は風刺してなんぼである。身の回りの物を片っ端から風刺していきたい。例えばこいぬ座など。

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こいぬ座。棒座に改名してはどうか

勿論一番風刺されているのは政治家である。最近だと『ハウス・オブ・カード 野望の階段』とか。アメリカの政治ドラマで、主人公の下院議員フランシス・アンダーウッド(演:ケヴィン・スペイシー)が謀略と違法行為の限りを尽くして権力を掌握していくストーリーだ。アメリカのドラマらしく女性の社会進出もストーリーに噛んでおり、主人公の妻クレア・アンダーウッドは夫フランクと時に協力し時に敵対するトリックスターを演じている。ところで安倍晋三・昭恵夫妻がこのドラマを視聴していたという噂を耳にしたが色々と大丈夫なんだろうか。

好評を博し順調にシーズン数を重ねていた本シリーズだったが、2018年に主演俳優であり製作総指揮にも名前を連ねていたケヴィン・スペイシーに未成年男性への強制わいせつ疑惑が浮上。結果スペイシー演じるフランクは主人公のくせに途中で退場するという、『おそ松くん』というタイトルのくせに事実上主人公はイヤミみたいな状況になってしまった。

最終的に全6シーズンで完結したハウス・オブ・カード。この文章を読んでいる諸兄には日々Twitterで最悪な人間(※例えば旅館の料理が多すぎて食べきれない人など)をウォッチしている者も多いかと思うが、そういう「とにかく最悪な人間を見たい」というニーズに応えてくれる一作である。8月も終盤、君もハウス・オブ・カードでいち早く最悪の政治を体感せよ。

ハウス・オブ・カード 野望の階段 - Google 検索

 

何の脈絡も無い話

 

好きだった漫画が打ち切りになるのはこの世で6番目くらいに悲しい。先日アクタージュという漫画が連載を終えた。その理由が理由だけに、この漫画を読んでいない僕の耳にもその噂は流れ聞こえてきた。アクタージュ、お前と戦いたかった・・・

それはさておき、同作のファンは不憫でならない。漫画家の仕事を題材にしたドラマや漫画で得た真偽不明の知識によれば、大抵漫画が打ち切られるときというのは数話前に担当編集から告知が行き、そこから数話の間に何とか生き別れの妹とか両親の仇とか宇宙誕生の謎とかを詰め込んで完結にこぎ着けるものらしい。そう、大抵の漫画は打ち切られても完結する。今回の場合完結すらできない。スッゴイカワイソ

最近完結した漫画で思い出深いのはジャンプSQ等で連載していた『こじらせ百鬼ドマイナー』だ。東京から親に連れられて四国の田舎に引っ越してきた人間の主人公が、手違いから妖怪の通う魍魎分校に転入してしまう……という、よくある妖怪もののストーリーだった。ただし登場する四国の妖怪たちは全国区では殆ど知名度のない「ドマイナー」な妖怪であり、それ故に色々と「こじらせ」ているというのがタイトルの意味になっている。妖怪の学校での日常譚を中心に話は進み、クラスメイトたちのキャラクターも段々分かってきたというところで連載は終了してしまった。全五巻。メインヒロインの飴宮さん(嘗女という妖怪で主人公を嘗めたいと思っている。可愛い)が可愛かっただけに残念だった。

しかし五巻というのは重用である。何も四巻で終わると縁起悪いよねとか、六は黙示録の獣に関する数字だよねとか、そういう話ではない。この漫画はメインキャラクターが5人なのだ。主人公(男)の他に女性キャラが3人、男のキャラクターが1人のグループを中心に話が進むことが多かった。メインキャラが漏れなく表紙に登場できるというのは結構重要なことだと僕は思っている。

ところで思い返してみると、アニメなどでは主人公の属するグループが「男2、女3」という編成が非常に多い気がする。この手のグループで最も有名と思われる人たちから拝借して、これを「SOS団型」と名付けることを提唱したい。既に散々言われてそうだけど。『かぐや様は告らせたい』の生徒会も二期の途中からSOS団型になった。『ゲーマーズ!』のゲーム同好会だってそうである。エヴァのコラボ用のイラストなんかは昔はシンジ・レイ・アスカの3人を描いたものが多かったが、新劇場版が始まってからはそこにカヲルとマリを足したものが増えたような気がする。「男2女3」はアニメ業界を席巻する黄金の男女比なのである。

理由は何となく分かる。特に男性向けアニメの場合、視聴者が感情移入しやすいよう主人公を男にする。それからメインヒロインを1人配置する。様々なニーズに対応するためヒロインをもう2人くらい増やす。それでは男女比が偏って締まりが悪いので男性キャラをもう一人ほど増やす。こうして自然発生するのがSOS団型のグループなのだろう。知らんけど。

それに現代は創作物にもリアリティが求められる時代である(そんなことを言う根拠は無いが、これは『現代はこういった時代である』と定義することでさも自らが世界の全てを掌握しているように見せかけ持論を展開しやすくする高等テクニックだから気にしてはいけない)。普通の男がなぜか美少女に囲まれている……という、所謂ハーレム設定はリアルではない。そういう設定にしたかったら今年から共学になった元女子高に入学したたった一人の男子生徒とか、そういう設定を付け足す必要がある。しかし男が2人のグループだとアニメオタクの脳は錯覚を起こし、「まあこういう人たちもいるのかな……」と納得してしまう。やれやれ、困ったものです(やれやれ系主人公)

話は変わるが、これは先日僕が繁華街を歩いていた時のこと。前方からやってくる高校生の集団が目に付いた。よく目をこらすと、どうか。それはなんと空想の産物と思われていた「男2女3の高校生グループ」だったのである。そのあまりの精神的な輝きに精神ドラキュラ伯爵である僕が耐えきれずその場で蒸発したことは言うまでもない。あんまり話変わってなかったね。

つまり僕が伝えたいのは、何事も空想妄想とすぐ決めつけるのは良くないということである。マクドナルドで世の中を斬るドイツ国籍の女子高生もきっと実在している。違う。そんなことはどうでもいい。僕が言いたかったのは、今からでも遅くないから『こじらせ百鬼ドマイナー』をドシドシ読むべきだということである。

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